プレカンファレンス 9月8日(金)
北海道における民族交流と多様性、その原点を探る
場所: 北海道博物館
北海道博物館のページ
「北海道博物館」は、開拓記念館とアイヌ民族文化研究センターが統合されて2015年に開館した総合博物館です。プレカンファレンスでは、北海道における多文化共生を視野に、アイヌの歴史・文化に関する専門家のレクチャーと施設見学を行います。
コーディネーター: 伊藤 明美(藤女子大学)
「北海道博物館」は、開拓記念館とアイヌ民族文化研究センターが統合されて2015年に開館した総合博物館です。プレカンファレンスでは、北海道における多文化共生を視野に、アイヌの歴史・文化に関する専門家のレクチャーと施設見学を行います。
コーディネーター: 伊藤 明美(藤女子大学)
大会初日 9月9日(土)
基調講演
タイトル: 「北方世界の多文化的状況―近代前夜のアイヌ民族と近隣諸民族との交流―」
講演者: 佐々木 史郎(国立アイヌ民族博物館設立準備室主幹)
コーディネーター: 御手洗 昭治(札幌大学)
必要なものは積極的に取り入れるというような姿勢をとっていた近世の蝦夷地(北海道、樺太、千島)におけるアイヌの人々を中心とした文化交流の歴史。そして、「同化」に軸足を置いた明治時代以後の先住民族統治政策。「多文化共生」という概念を時間軸に沿って相対化していきます。
主要著書:
2015 『シベリアで生命の暖かさを感じる』(フィールドワーク選書13)京都:臨川書店
1999 『モンゴロイド系諸民族の初期映像資料―シベリア・北海道・樺太篇―』日文研叢書20 国際日本文化研究センター (赤沢威との共著)
1996 『北方から来た交易民-絹と毛皮とサンタン人-』日本放送出版協会 (NHKブックスNo.772)
詳細についてはこちらをご覧ください。
パネル・ディスカッション タイトル: 「東アジアの多文化関係―負の相互イメージからの脱却は可能か―」
地理的に近接した隣国同士であり、長い多文化交流の歴史を有している東アジア各国は、現在、対立や摩擦が深刻化しており、一触即発の緊張をはらんだ地域となっています。当ラウンドテーブル・ディスカッションでは、ロシア、韓国、中国各国と日本を往来しつつも、活躍のベースを日本に置いている方々に自身の異文化生活体験と専門領域を通して日本を取り巻く東アジアの良好な多文化関係に向けての具体的手掛かりを提言していただきます。
講演者: 佐々木 史郎(国立アイヌ民族博物館設立準備室主幹)
コーディネーター: 御手洗 昭治(札幌大学)
必要なものは積極的に取り入れるというような姿勢をとっていた近世の蝦夷地(北海道、樺太、千島)におけるアイヌの人々を中心とした文化交流の歴史。そして、「同化」に軸足を置いた明治時代以後の先住民族統治政策。「多文化共生」という概念を時間軸に沿って相対化していきます。
主要著書:
2015 『シベリアで生命の暖かさを感じる』(フィールドワーク選書13)京都:臨川書店
1999 『モンゴロイド系諸民族の初期映像資料―シベリア・北海道・樺太篇―』日文研叢書20 国際日本文化研究センター (赤沢威との共著)
1996 『北方から来た交易民-絹と毛皮とサンタン人-』日本放送出版協会 (NHKブックスNo.772)
詳細についてはこちらをご覧ください。
パネル・ディスカッション タイトル: 「東アジアの多文化関係―負の相互イメージからの脱却は可能か―」
地理的に近接した隣国同士であり、長い多文化交流の歴史を有している東アジア各国は、現在、対立や摩擦が深刻化しており、一触即発の緊張をはらんだ地域となっています。当ラウンドテーブル・ディスカッションでは、ロシア、韓国、中国各国と日本を往来しつつも、活躍のベースを日本に置いている方々に自身の異文化生活体験と専門領域を通して日本を取り巻く東アジアの良好な多文化関係に向けての具体的手掛かりを提言していただきます。
- パネリスト: 山谷 賢量(元北海道新聞社)
- パネリスト: 呉 小莉(城西国際大学)
- パネリスト: 李 鳳(北海商科大学)
- コーディネーター: 久米 昭元(元立教大学)
大会二日目 9月10日(日)
英語プレゼンテーション・ワークショップ
若手による英語での発表指導と研究を行いますので、お気軽に発表をお申込みください。
【趣旨】
2015年度、2016年度大会に引き続き、大学院生や若手研究者を対象とした英語でミニ発表に慣れていただくためにの教育企画を実施します。
海外の研究者と活発な交流を諮るために、日本を拠点とする多文化関係学会の研究者の声を英語で届ける一歩を踏み出しませんか。
【詳細な内容】
多文化関係学にふさわしい内容のミニ発表(英語)をしてもらいます。
発表者は、パワーポイントやハンドアウトを用意し、8~10分程度の研究発表をした後、フロアと質疑応答をおこない、その後、コーディネーターからコメントやアドバイスを受けます。最後に総括とディスカッションの時間を設けます。
ラウンドテーブル・ディスカッション タイトル:「日ロ交流の今と未来に、日本語教育は何ができるのか」
本ラウンドテーブル・ディスカッションでは、日本語教師としてロシアの大学に赴任した経験のあるパネリストが、それぞれの経験をふまえ、ロシアにおける日本語教育及びロシア人と直接接することにより生じた教師自身の意識の変容について述べるとともに、日本語教師の視点からみた日ロ交流と日本語教育が果たす役割についてディスカッションします。
学際シンポジウム タイトル: 「多文化共生社会の実現に向けて―実践から導かれる理論―」
シンポジウムでは、札幌市が抱える「多文化共生」の問題群を多文化教育の理論と教育現場の実践から辿ります。
【内容】
(1)サハリン帰国者の子どもたちの課題解決に向けた取組み
(2)多文化教育の課題と展望
(3)(1)・(2)を踏まえたフロアとの議論
【趣旨】
2015年度、2016年度大会に引き続き、大学院生や若手研究者を対象とした英語でミニ発表に慣れていただくためにの教育企画を実施します。
海外の研究者と活発な交流を諮るために、日本を拠点とする多文化関係学会の研究者の声を英語で届ける一歩を踏み出しませんか。
【詳細な内容】
多文化関係学にふさわしい内容のミニ発表(英語)をしてもらいます。
発表者は、パワーポイントやハンドアウトを用意し、8~10分程度の研究発表をした後、フロアと質疑応答をおこない、その後、コーディネーターからコメントやアドバイスを受けます。最後に総括とディスカッションの時間を設けます。
- コーディネーター: 小坂 貴志(神田外語大学)
- コメンテーター: クリス・オリバー(上智大学短期大学部)
- コメンテーター: 出口 真紀子(上智大学)
ラウンドテーブル・ディスカッション タイトル:「日ロ交流の今と未来に、日本語教育は何ができるのか」
本ラウンドテーブル・ディスカッションでは、日本語教師としてロシアの大学に赴任した経験のあるパネリストが、それぞれの経験をふまえ、ロシアにおける日本語教育及びロシア人と直接接することにより生じた教師自身の意識の変容について述べるとともに、日本語教師の視点からみた日ロ交流と日本語教育が果たす役割についてディスカッションします。
- 発表者1: 竹口 智之(関西大学)
- 発表者2: 金武 雅美(立命館アジア太平洋大学)
- 発表者3: 門井 美奈子(早稲田大学大学院)
- ファシリテーター: 松井 一美(早稲田大学)
学際シンポジウム タイトル: 「多文化共生社会の実現に向けて―実践から導かれる理論―」
シンポジウムでは、札幌市が抱える「多文化共生」の問題群を多文化教育の理論と教育現場の実践から辿ります。
【内容】
(1)サハリン帰国者の子どもたちの課題解決に向けた取組み
(2)多文化教育の課題と展望
(3)(1)・(2)を踏まえたフロアとの議論
- シンポジスト: パイチャゼ・スヴェトラーナ(北海道大学)
- シンポジスト: 佐藤 千恵子(札幌市立大通高等学校)
- シンポジスト: 伊井 義人(藤女子大学)
- コーディネーター: 千葉 美千子(元北海道大学大学院博士課程院生)
大会チラシ
大会チラシ
ダウンロードして各大学等でご案内をお願いします(ポスターとしても使用できます)。
大会チラシ(PDFファイル)
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