プレ・カンファレンス・ワークショップ概要
- 会場 26号館4階407号室
(本大会とは会場が異なるのでご注意下さい。) - 受付 12:45 〜 13:00
- 時間 13:00 〜 17:45
- テーマ テキストマイニングによる社会文化研究へのアプローチ
- 講師
- 稲葉光行(立命館大学)
- 河野康成(立教大学リーダーシップ研究所)
- 小木しのぶ(株式会社数理システム)
- コーディネーター 抱井尚子(青山学院大学)
注意事項:
- 事前申込のみで、当日申込はありません。
- 事前にお申込いただいても期日までに振込みが完了していない場合キャンセル扱いとなります。
タイトル:
テキストマイニングによる社会文化研究へのアプローチ
概要:
テキストマイニングとは、大量のテキストデータ(文書資料、面接調査データ、フィールドノーツ、電子メール・電子掲示板のログなど)の中に隠れている関係性やパタンを可視化することで、重要な情報を発見するための分析手法である。従来マーケティング分野において用いられてきたこの手法が、近年のコンピュータを媒介とするコミュニケーション(CMC)の普及によって、より広範な社会文化現象を対象とする研究の一手法として注目を集めはじめている。
この手法の具体的な利点として次のことが挙げられる。たとえば、大量のアンケート調査結果の自由記述欄を分析する作業、あるいは多人数に対する面接調査の逐語録をコード化する作業には、膨大な手間と時間を必要とするが、テキストマイニング手法を使うことで、そこで主にどのような話題が語られているのか、人や時間によって興味・関心がどのように異なるのか、といった情報を迅速に抽出することができる。また、面接調査を行う際に、サンプリングの基準を得るためのスクリーニングの手段として用いることができるという利点もある。さらに、テキストマイニングによって抽出された情報は、コンピュータによって系統的に処理されたものであるため、研究成果を説得力のある形で提示するための重要な根拠となりうる。
本企画では、テキストマイニングの技術動向やテキストマイニング・ツールについて紹介するとともに、それらの有用性と限界について議論する。またこれらの議論を通じて、今後の多文化関係学研究の方向性について考察する。なお本企画では、実際にテキストマイニング・ツールを体験していただく予定である(コンピュータは事務局で用意する)。
話題提供者:
稲葉光行(立命館大学)
河野康成(立教大学リーダーシップ研究所)・小木しのぶ(株式会社数理システム)
タイムスケジュール:
受付: 12:45〜13:00
セッション1: テキストマイニングを用いた社会文化研究 (13:00〜15:00)
話題提供者:
稲葉 光行(立命館大学)
内容:
- テキストマイニング手法の概要
- テキストマイニング手法を使った研究事例紹介
- テキストマイニング・ツールの紹介
- テキストマイニング・ツールの実習
(KH Coder,TTM など,主にフリーで利用可能なもの)
休憩(15:00〜15:15)
セッション2: テキストマイニング・ツールの実践 (15:15〜17:45)
話題提供者:
河野康成(立教大学リーダーシップ研究所)
小木しのぶ(株式会社数理システム)
- テキストマイニングスタジオ(TMS)を用いた実習
- データ:
日本人学生と留学生の大学に対する不満に関する自由回答
- データ:
問い合わせ先
第7回多文化関係学会大会委員会